さまざまなコレステロール薬の種類と効果
高コレステロールは放置すると致命的な疾患、例えば心臓病や脳卒中のリスクを高めます。年に一度は血中脂質を測定し、必要に応じて治療を受けることが重要です。食事や運動療法に加えて、コレステロールを調整する薬剤が多数あります。
薬が目指す効果
多くのコレステロール薬は3つの作用を持ちます。LDL(悪玉コレステロール)を低下させ、心疾患の原因を減らす。血中の中性脂肪(トリグリセリド)も抑制し、心臓への負担を軽減する。さらにHDL(善玉コレステロール)を増やし、血管を保護します。ただし薬はコレステロールを「治す」わけではなく、服用を中止すればLDLが再び上昇する可能性があります。
スタチン
代表的なスタチンには、ロバスタチン(Altoprev)、ロバスタチン(Mevacor)、ロスバスタチン(Crestor)、フルバスタチン(Lescol)、アトルバスタチン(Lipitor)、プラバスタチン(Pravachol)、シンバスタチン(Zocor)などがあります。スタチンはLDLを大幅に減少させ、同時にHDLを上昇させますが、中性脂肪への影響は僅かです。
胆汁酸吸着樹脂
コレスチポール(Colestid)、コレスチラミン(Questran)、コレスエベラム(Welchol)などの製品があり、主にLDLを低下させることに特化しています。
コレステロール吸収阻害薬
エゼチミブ(Zetia)はLDLを下げ、HDLをわずかに上げ、トリグリセリドも軽く減少させます。
フィブラート
フェノフィブラート(Lofibra、TriCor)やゲムフィブロジル(Lopid)などは、LDLに直接作用しませんが、HDLを上昇させ、トリグリセリドを低下させます。
ニコチン酸(ナイアシン)
ビタミンB3とも呼ばれ、処方薬のニアスパン(Niaspan)や市販のスロナイアシン(Slo‑Niacin)があります。LDLとトリグリセリドを減らし、HDLを増やす効果がありますが、医師の厳重な管理下で使用すべきです。
副作用
薬剤ごとに差はありますが、胃痛、倦怠感、便秘、筋肉痛などが報告されています。副作用が現れた場合は速やかに医師に相談してください。
