ケトーシスはコレステロールをどのように減らすのか

炭水化物中心の食事は血中に過剰な脂質(いわゆる「悪玉」コレステロール)を増やし、動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中のリスクを高めます。炭水化物の摂取を抑えると、体は蓄積された脂肪をエネルギー源として利用し始め、ケトーシスという状態になります。ケトーシスは脂質の産生と血中濃度に直接影響を与え、コレステロールを低下させます。

低炭水化物がもたらす効果

  • 炭水化物を減らすと血糖生成が抑えられ、インスリン分泌が低下します。インスリンが減ることで体は代替エネルギー源を必要とし、脂肪の分解が促進されます。

体脂肪をエネルギーに変える仕組み

  • 脂肪が肝臓で分解されてケトン体が生成され、血中に放出されます。ケトン体が増えると、血液や動脈内の余分な脂質が減少し、コレステロール値が下がります。

ケトン体の働き

  • 低炭水化物食ではインスリンが少なくなるため、体内のケトン体濃度が上昇します。ケトン体は悪玉コレステロールを取り込み、血中の脂質を減らす作用があります。

食事由来脂質への適応

  • 体がケトン体の利用に慣れると、炭水化物ではなく食事からの脂質を主なエネルギー源として使うようになります。この過程でコレステロールの産生が抑えられ、血中脂質が安定します。

健康へのメリット

  • ケトーシスが始まると同時に、血中コレステロールと中性脂肪が減少し、加齢に伴う退行性疾患のリスクが低減します。低炭水化物・低コレステロール食は、心血管疾患予防に有効です。

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