飽和脂肪の摂取増加がコレステロールに与える影響
飽和脂肪と血中コレステロールの関係
食事中の飽和脂肪の摂取量が増えると、血中コレステロール、とりわけ低密度リポタンパク(LDL)コレステロールが上昇しやすくなります。飽和脂肪は肉類やバター、パーム油・ココナッツオイルなどに多く含まれます。
飽和脂肪がコレステロールに与える主な影響
- 吸収率の高さ:飽和脂肪は不飽和脂肪に比べて腸からの吸収が効率的です。その結果、総コレステロールとLDLコレステロールが上がります。
- 肝臓での合成促進:飽和脂肪は肝臓でのコレステロール合成を刺激します。食事中のコレステロールを摂らなくても、体内での産生が増えることがあります。
- 除去機能の低下:飽和脂肪はLDLコレステロールの回収・排除を妨げ、血管壁に蓄積しやすくします。これがプラーク形成や心血管疾患のリスクを高めます。
不飽和脂肪への置き換えが有効
飽和脂肪をオリーブオイル、アボカド、ナッツ、種子に含まれる一価・多価不飽和脂肪に置き換えると、LDLコレステロールが低下し、心臓の健康が改善されます。
バランスの取れた食事のポイント
- 飽和脂肪は適量(総エネルギーの10%未満)に抑える。
- 野菜、果物、全粒穀物を中心に摂取する。
- 不飽和脂肪を積極的に取り入れる。
- コレステロールや心血管リスクに不安がある場合は、医師や管理栄養士に相談する。
