否認(Denial)
否認は一時的な防衛機制として働きます。状況の重大さに直面できず、現実を受け入れようとしない状態です。最初の段階にいる人には、無理に現実を突きつけず、本人のペースで受け止めさせることが重要です。
怒り(Anger)
否認が崩れ、衝撃が現実に変わると怒りが表れます。なぜ自分に起こったのか理解できず、感情が噴出します。周囲の人が怒りの矢の的になることもあります。対処法は、相手に感情を表現させ、批判せずに距離を保つことです。
交渉(Bargaining)
怒りが収まると、状況を変えようとする交渉的な思考が現れます。「もし…すれば」と条件をつけて希望を持とうとしますが、過度な期待は避けるべきです。現実的な視点を提供し、失業であれば新たな可能性について話すとよいでしょう。
抑うつ(Depression)
抑うつ段階では内向きになり、孤独感が強まります。寄り添い、時間を共に過ごすことが回復への第一歩です。深刻化しないように、前向きな未来を示しながら支援を続けましょう。
受容(Acceptance)
最終段階は、状況を完全に理解し、次の人生へ進む準備ができた状態です。末期患者であれば遺言の整理や家族への伝達、失業者であれば新たなキャリアへの行動、喪失を経験した人は新しい生活様式を受け入れます。
