うつ病に関する誤解とその真実
2週間以上続くうつは気分障害と診断され、日常生活に深刻な影響を与えることがあります。米国だけでも毎年1800万人以上がうつを経験し、軽度から重度まで症状はさまざまです。症状の出方は人それぞれで、誤った認識が治療へのハードルになることがあります。
「乗り越えられる」だけではない
うつが弱さの象徴だと考える人は多いですが、うつは放置すれば自然に治るわけではありません。大うつ病は2週間以上続くエピソードで、治療が必要です。慢性的なうつは、心理療法や薬物療法、生活習慣の見直しが不可欠で、再発防止のために生涯にわたる治療が必要になることもあります。
「頭だけの問題」ではない
重度のうつは精神的な症状だけでなく、身体的な症状も伴います。日常への関心が薄れ、過度な悲しみや絶望感、イライラ、落ち着かなさを感じるほか、睡眠障害、体重変動、倦怠感、原因不明の頭痛や背中の痛みなどが現れます。
薬なしでうつを克服できるのか
家族や友人の支えだけでうつを乗り越えられると考える人もいますが、薬物療法なしでは回復が遅れ、再発が増えるリスクがあります。UCLA デイビッド・ゲフェン医学校のヴィヴィアン・バート博士は、抗うつ薬と対話療法を併用することで回復率が高まると指摘しています。
更年期とうつ
更年期の気分の変動とうつを同一視する女性もいますが、長期間続くうつは治療が必要です。バート博士は、うつの原因が何であれ、症状が長引く場合は早期に治療を受けるべきだと述べています。更年期後にうつが自然に収まることもありますが、頻繁で重度のエピソードは適切な医療介入が求められます。
