うつ病が身体的疾患と併存する理由

うつ病と身体的疾患の関係は多面的です。うつ病は病気の直接的な結果であったり、病気による生活制限への感情的反応であったり、さらには疾患を引き起こす要因になることもあります。また、うつ病と疾患の両方が共通の要因によって生じることもあります。

併存(Comorbidity)

米国保健福祉省の調査によると、一般人口におけるうつ病の有病率は約4.5~8%です。一方、身体的疾患を抱える人々のうつ病罹患率は18~36%と大幅に高くなります。

病気への心理的反応(Psychological Response to Illness)

身体的な痛みや不快感、運動能力の低下、日常生活の制限、収入の減少などは、悲しみや喪失感、そしてうつ状態を引き起こす主要な要因です。

疾患がうつ病を引き起こす(Illnesses Cause Depression)

神経系の疾患(パーキンソン病、認知症、多発性硬化症)、血管系疾患(脳卒中、高血圧)、内分泌系障害(甲状腺機能低下症、副腎疾患、クッシング症候群)、代謝性疾患(糖尿病)などは、脳と体の化学バランスを乱し、うつ病を誘発しやすくします。

うつ病が疾患を引き起こす(Depression Causes Illness)

うつ病は免疫機能を低下させます。免疫力の低下は関節炎、アレルギー、風邪、心臓病、がんなど多様な疾患のリスクを高めます。また、睡眠不足や不規則な食事、運動不足といった健康行動の悪化も併発します。

共通の原因(Common Etiologies)

栄養不足や過度のストレス、トラウマ歴は、視床下部-下垂体-副腎系(HPA)に変化をもたらし、うつ病と身体疾患の両方を引き起こす共通の要因となります。

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