双極性障害の基本と重要ポイント
双極性障害(以前は躁うつ病と呼ばれました)は、長期にわたる精神疾患で、予測できない気分エピソードが特徴です。薬物療法や心理療法で治療が可能です。
原因
米国国立精神衛生研究所(NIMH)によると、双極性障害は脳内化学物質、遺伝、環境要因が組み合わさって発症すると考えられています。
タイプ
双極性障害には、双極性Ⅰ型、双極性Ⅱ型、循環性障害、混合型、急速サイクル型などがあります。いずれも躁状態と抑うつ状態が交互に現れます。
躁状態(マニックエピソード)
過度に幸福感や興奮状態が続き、速く話す、思考が飛び交う、自己評価が過大になる、衝動的な行動が見られます。
抑うつ状態(デプレッシブエピソード)
憂鬱感や絶望感が続き、疲労感、イライラ、食欲・睡眠の変化、自殺念慮などが現れます。
治療法
気分安定薬(リチウムなど)、抗うつ薬(フルオキセチン、ゾロフトなど)、非定型抗精神病薬(ジプレキサなど)が用いられます。心理療法で対処法を学び、薬と心理療法が効果がない場合は電気けいれん療法(ECT)が検討されます。
注意点
双極性障害の患者は物質乱用のリスクが高く、薬物やアルコールで自己投薬しようとすることがありますが、症状を悪化させる可能性があります。
