Aropax(パロキセチン)と体重変化:減量から増量まで
副作用
- Aropaxは精神的・身体的副作用があり、主なものは吐き気、眠気(過度の睡眠欲)、性機能障害(射精障害など)、発汗、めまい、不眠、震え、便秘、倦怠感、頭痛、体重増加などです。自殺念慮や自殺行動が増えることもあり、米国FDAは小児での使用を認めていません。急に中止するとSSRI離脱症候群が起こることがあります。
初期の体重減少
- SSRIは短期間で食欲低下や体重減少を引き起こすことがあります。Aropax服用開始後の最初の4週間は、吐き気などが原因で食欲が減り、体重が減少することがあります。1999年の研究では、Aropax群の3%が体重減少を示しました(フルオキセチン群は12%)。しかし、最近のデータは初期の減少が長期的には体重増加に転じる可能性を示唆しています。
長期的な体重増加
- 最新の研究では、Aropaxは他のSSRIと比べて体重増加が顕著です。2000年の調査では、26〜32週間の服用後にAropax患者の平均体重は3.6%増加しました。一方、セルトラリンは1%、フルオキセチンは0.2%の増加にとどまりました。
考慮すべき点
- すべてのSSRIで長期的な体重増加リスクがありますが、Aropaxは特に顕著です。6週間で約1kgの増加が報告されており、短期の減少がすぐに増加へ転じる可能性があります。
注意事項
- 個人差は大きく、Aropaxで体重変化が起こるのは全体の15%未満とされています。長期的な増加は最大で3〜4kg程度です。ミルタザピンなど他の抗うつ薬はさらに大きな体重増加を引き起こすことがあります。薬剤変更を検討する際は、新薬の体重影響も確認しましょう。
