うつ病患者の致死率はどれくらいですか?
うつ病自体は致命的ではありませんが、患者が自殺念慮や自殺行為に至ることがあります。
歴史
- 1970年のBritish Journal of Psychiatryに掲載されたSamuel GuzeとEli Robinsの研究では、うつ病患者の死亡のうち自殺が占める割合は15%と推定されました。しかし、近年の精神医学研究ではこの数値に疑問が呈されています。
入院歴と自殺リスク
- 2000年12月号のAmerican Journal of Psychiatryに掲載された研究では、単極性うつ病および双極性うつ病で入院歴のある患者の自殺リスクは8.6%と報告されています。
その他の要因
- 1999年10月号のJournal of Affective Disordersに掲載されたオーストラリアの研究では、男性、物質乱用問題を抱える人、精神科入院歴のある人の自殺率が高いことが指摘されています。
傾向
- 1995年から2005年にかけて、Johns Hopkins Bloomberg School of Public HealthのCenter for Injury Research and Policyによると、自殺率は全体で0.7%増加しました。これは10年以上ぶりの死亡率上昇です。
考慮すべき点
- 自殺による死亡率は年々変動するため、実数ではなく総死亡数に対する割合で示されます。新たな研究が行われるたびに数値は更新されます。
