自傷行為と鬱病
自傷行為(セルフインジャリー、SI)は、意図的に自分の体を傷つける行為で、刃物で切る、皮膚を掻くなどがあります。主に思春期の女子に多いとされていますが、男子も同様に行うことがあります(KidsHealth.org)。
メンタルヘルス
自傷行為を行う多くの人は、うつ病や不安障害などの精神的な問題を抱えています。問題解決能力や衝動コントロールが低下していることが多く、切る行為は過度な痛みや感情に対する一時的な対処手段となります。
感情の発散
切ることは、溜まった緊張や悲しみ、怒り、拒絶感、空虚感、絶望感などを解放する手段として用いられることがあります。適切な対処法を学んでいないと、自己傷害に走ってしまうことがあります。
強迫性障害(OCD)との関係
強迫性障害を持つ人は、切ることで自分の生活に対するコントロール感を得ようとすることがあります。切る行為が儀式的・強迫的になり、対処できないときの唯一の手段になることがあります。
悪循環
一度自傷行為をすると、うつ状態や罪悪感、恥ずかしさ、自己評価の低下がさらに深まります(Mayo Clinic)。傷口が感染したり、深刻な出血を伴う場合は生命に関わる危険があります。また、傷跡は永久的に残り、見た目にも影響を与えます。
自殺願望とは異なる
自傷行為を行う人の多くは自殺を目的としていません。むしろ「気持ちを楽にしたい」ために行い、切るたびに脳がその一時的な緩和感を求めて依存的になることがあります(KidsHealth.org)。
支援を求める方法
うつ病や他の精神疾患で自傷衝動が出てきたら、まずは信頼できる人に話すことが大切です。自傷について考えている、あるいは実際に行っていることを打ち明けることで、原因やトリガーを特定しやすくなります。
医師への情報提供
診察時には、自己傷害の前後に感じた思考や感情、開始時期、頻度、使用した方法、そして何が症状を和らげたり悪化させたりしたかを医師に伝える必要があります(Mayo Clinic)。これにより、適切な治療計画が立てられます。
