糖尿病治療に期待できるウコン(ターメリック)の活用
ウコンとは
ウコンはショウガ科(Zingiberaceae)に属する植物で、ショウガの親戚です。主成分はクルクミンで、料理に使用すると黄金色の風味を加えます。古くからアーユルヴェーダ医学で利用されています。
糖尿病に関する研究
コロンビア大学医学センターのナオミ・ベリー糖尿病センターの研究者は、ウコンを投与したマウスが血糖値やインスリン感受性が改善されたことを報告しています。
抗炎症効果
同センターの先行研究では、脂肪組織に存在するマクロファージが膵臓でサイトカインを放出し、炎症とインスリン抵抗性を引き起こすことが示されました。クルクミンはこれらのマクロファージの活性を抑制し、炎症反応を低減すると考えられています。
その他の利用法
ウコンは伝統的に炎症緩和、創傷治癒、疼痛軽減に用いられています。また、クルクミンは摂取カロリーを減らさなくても体重や体脂肪の減少に寄与する可能性が示唆されています。
注意点
ウコンは通常は安全とされていますが、1日最大12gまでの摂取で毒性は報告されていません。ただし高用量では消化不良を起こすことがあります。動物実験では肝障害が見られましたがヒトでの報告はありません。胆嚢疾患のある方はウコン摂取を控えるべきです。
