糖尿病緊急事態の対処法
糖尿病緊急事態とは
血糖値が極端に高くなる(高血糖)または低くなる(低血糖)と、糖尿病の緊急事態が起こります。インスリンの過剰投与や食事不足、薬剤の誤用などが原因です。主な緊急事態としてはインスリン過剰反応(低血糖)と糖尿病性昏睡があります。放置すると意識不明、昏睡、最悪の場合は死に至ります。
対処手順
症状を確認する
インスリン過剰の場合は呼吸が速くなり、心拍数が上がり、発汗や手のしびれが現れます。低血糖が進行すると眠気、混乱、激しい喉の渇きが出ます。いずれも意識消失や昏睡に至る可能性があります。
救急へ連絡する
意識が朦朧としている、または意識がない場合はすぐに119へ電話してください。救急隊が到着するまで、患者さんが倒れないように座らせ、可能であればインスリン投与状況や食事の有無を確認します。医療用ブレスレットがあれば糖尿病患者であることが確認できます。
呼吸と脈拍を確認する
意識がない場合は、胸の上下動や口元での呼吸音で呼吸の有無を確認し、頸動脈や手首で脈拍を探します。
必要に応じて心肺蘇生(CPR)を行う
呼吸が止まり脈拍も無い場合は、胸部圧迫と人工呼吸を行い、救急隊が来るまで継続します。
適切な輸液・投薬を行う
高血糖・低血糖どちらの緊急事態でも、医療機関で静脈内に糖分、インスリン、カリウム・ナトリウムなどを投与します。救急隊が現場で点滴や薬剤投与が可能な場合もあります。
