ケトアシドーシスの診断手順

ケトアシドーシスは、ケトン体の産生が増加することにより起こる酸性状態で、主に糖尿病が原因です。動脈血のpHが7.4以下になると酸性と定義されます。糖尿病患者ではインスリン欠乏により脂肪酸が増加し、肝臓で酸化されてアセト酢酸とβ-ヒドロキシ酪酸というケトン体が生成されます。

診断の手順

  1. 極度の喉の渇きと頻尿を最初の症状として観察します。これらは数日間にわたり糖尿病の初発症状として現れ、特におむつを使用している乳幼児では見逃しやすいです。

  2. 既に糖尿病と診断されている患者、特にインスリン療法を中止した場合は、症状が急速に進行します。この場合、血糖値が250 mg/dL未満でもケトアシドーシスが起こることがあります。

  3. 追加の症状として、皮下インスリンポンプ使用者では激しい腹痛や嘔吐が見られます。他にも呼吸困難、意識混濁、昏睡などが現れることがあります。

  4. 臨床検査で脱水の程度を評価します。口腔の乾燥、皮膚の弾力低下、眼窩の沈みは約3%の脱水で認められ、ケトアシドーシスでは5〜10%の脱水が一般的です。

  5. 血液のpHを測定します。pHが7.2未満は中等度から重度のケトアシドーシスと判断されます。血糖値は最低でも1時間ごとに測定し、インスリン投与量を変更した場合は更に頻繁に測定します。

糖尿病 - 関連記事