プロトンポンプ阻害剤(PPI)の比較と選び方
胃食道逆流症(GERD)は、週に2回以上胸やけを起こすほど重篤な疾患です。治療には、胃酸分泌を抑えるプロトンポンプ阻害剤(PPI)が主に処方されます。
作用機序
PPIは胃壁細胞のプロトンポンプを阻害し、胃酸の産生量を減少させます。胃酸が食道へ逆流し胸やけや食道障害を引き起こすGERDの治療に有効です。現在、市販されているPPIは7種類あり、そのうち3種類は一般用医薬品(OTC)としても入手可能です。
処方薬としてのPPI
- Nexium(エソメプラゾール)
- Kapidex(デクスランソプラゾール)
- Prevacid(ランソプラゾール)
- Prilosec(オメプラゾール)
- Zegerid(オメプラゾール/炭酸水素ナトリウム)
- Protonix(パンタプラゾール)
- Aciphex(ラベプラゾール)
これらはすべて処方箋が必要です。Prevacid(ランソプラゾール)とProtonix(パンタプラゾール)については、同一有効成分のジェネリック医薬品が存在し、ブランド薬に比べて費用が抑えられます。
一般用医薬品(OTC)としてのPPI
- Prilosec OTC(オメプラゾール)
- Zegerid OTC(オメプラゾール/炭酸水素ナトリウム)
- Prevacid 24HR(ランソプラゾール)
Consumer Reports Health.org の調査によれば、上記3製品は処方薬と同じ有効成分を含み、処方箋なしで購入できます。
選択時のポイント
費用はPPI選択の重要な要素です。研究では、すべてのPPIが効果面でほぼ同等である一方、価格に大きな差があることが示されています。健康保険に加入している場合は、保険がカバーするPPIを確認し、医師と相談して最もコストパフォーマンスの高い薬を選びましょう。
