クローン病の有病率とリスク要因
クローン病は、腹痛・痙攣・下痢・排便失禁などの症状を伴う消化管疾患です。全身的には体重減少や貧血などの血液障害を引き起こすこともあります。
有病率
米国のクローン病・潰瘍性大腸炎財団(CCFA)によると、約50万人がクローン病を患っていると推定されています。男女比はほぼ同等です。
年齢層
主に15歳から35歳までの若年成人に多く見られますが、幼児や高齢者でも発症します。CCFAは、18歳未満の患者が10万人いると見積もっています。
遺伝要因
クローン病は家族性が高く、血縁者が患っている場合の発症リスクは通常の10倍、兄弟姉妹の場合は30倍に上ります。
人種・民族
欧州系ユダヤ系アメリカ人は発症リスクが4〜5倍高く、白人の有病率は10万人あたり149人です。ヒスパニック系やアジア系ではこれより低い傾向があります。
環境要因
先進国、特に米国やヨーロッパ諸国での有病率が高く、都市部での発症が多いことが報告されています。
