慢性便秘とは?原因・治療・合併症を解説
慢性便秘は、排便回数が極端に少なく、長期間にわたって続く状態を指します。これは疾患そのものではなく、さまざまな要因が重なって起こる症状です。
原因
- 食物繊維や水分が不足した食生活(米国国立糖尿病・消化器・腎臓病研究所)
- 運動不足
- 下剤の乱用やトイレに行く衝動を無視すること
- 妊娠によるホルモン変化
- 高齢者の代謝低下
- 特定の薬剤(麻酔薬、抗うつ薬、血圧薬など)
- 甲状腺機能低下症、糖尿病、全身性エリテマトーデス、腸機能障害などの基礎疾患
治療法
- 食事・生活習慣の改善(食物繊維や水分の増加)
- 必要に応じて医師が処方する下剤の使用
- 重症例では外科的治療が検討される(メイヨークリニック)
合併症
- 排便時の過度な用力による痔核や肛門裂傷
- 直腸脱:直腸の粘膜が肛門から突出し、手術が必要になることもある
- 硬便が腸内に詰まる「糞便閉塞」:ミネラルオイルで緩和し、場合によっては指で除去することがある
罹患率
- 米国では4百万人以上が頻繁に便秘を経験している(NIH)
- 女性と65歳以上の高齢者に多く、妊娠・出産・術後回復期でも増加する
研究の最新動向
- 便秘の身体的メカニズム解明と新薬開発が進行中
- バイオフィードバックなどの行動療法も注目されている
