胆石(胆嚢結石)の診断と対策
診断方法
胆石が疑われる場合、医師はCTスキャンで胆嚢の画像を撮り、結石の有無を確認します。
胆管の閉塞が疑われるときは、HIDAスキャン、MRI、またはERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)を実施します。ERCPで結石が見つかれば、その場で除去できることもあります。
血液検査で感染や黄疸などの合併症の有無も調べます。
症状
多くの人は無症状です。結石が胆管に詰まると、右上腹部や胸骨下部、肩甲骨間、右肩に急激な痛みが現れ、数分から数時間続くことがあります。
激しい腹痛、皮膚や眼白の黄染、発熱・寒気がある場合は直ちに医療機関を受診してください。
原因
胆石は主に3つの原因で発生します。
- 胆汁中のコレステロールが過剰になると結晶化し、石になる。
- 胆汁中のビリルビンが過剰になると結石が形成される。肝硬変や胆道感染、血液疾患がビリルビン増加の原因。
- 胆嚢が十分に収縮せず胆汁が滞留すると石ができやすくなる。
リスク要因と合併症
女性、60歳以上、アメリカ先住民・メキシコ系アメリカ人、肥満、妊娠、低繊維・高脂肪・高コレステロール食、コレステロール低下薬やエストロゲン含有薬の使用、家族歴がある人はリスクが高くなります。
合併症として、胆嚢炎、胆管閉塞による黄疸や感染、膵管閉塞による膵炎、まれに胆嚢癌があります。
治療法
結石が症状を起こさない場合は経過観察で済むことが多く、特別な治療は不要です。
症状がある場合は胆嚢摘出術(胆嚢摘出手術)が一般的です。胆嚢がなくても日常生活に支障はほとんどありません。手術が適さない場合は、薬物で結石を溶解させる治療がありますが、効果が出るまで数か月〜数年かかります。新しい試みとして、結石内部に薬剤を直接注入する方法も研究中です。
予防策
食事を抜いたり長時間の絶食は胆石リスクを高めます。1日30分以上の運動を心がけ、減量は週に1〜2ポンド(約0.5〜1kg)を目安にゆっくり行いましょう。高繊維・低脂肪・低コレステロールの食事が予防に有効です。
