胃腸疾患の症状一覧と見分けポイント
胃腸系の疾患は多種多様で、どの病気も不快な症状を通じて本人に存在を知らせます。症状が似通っていることもありますが、特徴的な違いを見極めることで、どの疾患が疑われるかを判断できます。
過敏性腸症候群(IBS)
過敏性腸症候群は、ストレスや薬剤、特定の食べ物がきっかけで起こることが多い、比較的よく見られる胃腸の障害です。主な症状は腹部の痙攣・痛み、膨満感、ガス、排便パターンの変化です。便秘と下痢が交互に現れることが特徴です。
肛門裂肛(アナルフィッシュア)
肛門裂肛は、肛門粘膜に亀裂ができ、筋層が露出することで激しい灼熱感や出血、排便時の痙攣を引き起こす非常に痛みを伴う疾患です。
肛門瘻孔(アナルフィステル)
肛門瘻孔は、肛門管から皮膚表面へ異常な通路が形成される状態で、主に膿瘍が排出された後に生じます。排泄物が瘻孔を通って皮膚に漏れるため、かゆみ・刺激感、痛み、出血、膿の排出などの症状がみられます。
大腸炎(コリティス)
大腸炎は腸の炎症で、種類はさまざまですが、共通する症状は腹部痙攣、直腸出血、下痢、頻繁かつ急な排便欲求です。
クローン病
クローン病は消化管に限らず全身に影響を及ぼす炎症性疾患です。初期症状として皮膚の潰瘍や口内炎、潰瘍が現れ、筋肉痛や眼の異常、成長障害なども見られます。消化器系の症状としては、血液が混じることのある下痢、血便(暗赤色)、腹部の痙攣・痛み、発熱などがあります。
これらの症状が見られたら、早めに医療機関で診断を受けることが重要です。
