潰瘍性大腸炎・クローン病の食事ガイド
果物と野菜
潰瘍性大腸炎やクローン病の患者さんは、できるだけ新鮮で自然な形の果物・野菜を摂取すると症状が軽減しやすくなります。生のままは刺激になることがありますが、軽く加熱しハーブや自然のスパイスで味付けすれば多くの品目が問題なく食べられます。
ただし、消化しにくい種子が含まれるベリー類、トウモロコシ、オクラ、米、ナッツ類は腸を刺激しやすいため、摂取量を減らすか避けることをおすすめします。
有機栽培の野菜・果物を選ぶと、合成農薬・除草剤・化学肥料や遺伝子組み換え作物の摂取リスクを低減でき、よりクリーンな栄養を得られます。
たんぱく質の摂取源
組織修復や免疫機能の維持にたんぱく質は欠かせません。豆類や穀物でも補えますが、牛肉、バッファロー、エルク、ヤギ、ラム肉、シカ肉、魚、鶏肉、七面鳥などの動物性たんぱく質は必須アミノ酸がバランス良く含まれています。可能な限り有機や野生採取のものを選び、農薬・抗生物質・ホルモンの摂取を抑えましょう。
植物性でも、豆腐、自然熟成チーズ(添加物不使用)、放し飼いの卵、味噌・納豆・小麦不使用のテンペなどの発酵大豆製品は高品質なたんぱく源です。
パン・穀物
全粒粉のパンやシリアルは、浸水・発芽させてフィチン酸を除去したものが理想的です。最近ではスーパーマーケットでも発芽穀物製品が手に入りやすくなっています。
避けるべき成分・食品
腸を刺激しやすい人工添加物、甘味料、防腐剤はできるだけ排除してください。具体的には以下の物質が該当します。
- アスパルテーム、メラトニン、酵母、マーガリン、ベーキングパウダー、マンニトール、キシリトール、キャロブ、マルトデキストリン、セルロースガム、キサンタンガム、コーンシロップ、タガトース、コーンスターチ、スクラロース、デキストロース、ステビア、グアーガム、スプレンダ、イノシトール、醤油、イヌリン、ソルビトール、イソグルコース、ペクチン、マルチトール、硫黄、硫酸塩、MSGなど。
- 塩素処理された水道水、炭酸飲料、人工着色料が含まれる食品・飲料も避けましょう。
加工食品
高度に加工された食品は添加物や精製糖が多く含まれます。精製砂糖の代わりに有機サトウキビ糖やメープルシロップを使用し、調味料や市販のドリンクに含まれるコーンシロップはできるだけ控えてください。
栄養補助食品
制限食で不足しがちな栄養素はサプリで補うと効果的です。乳酸菌やプロバイオティクス入りのカプセルやヨーグルトは腸内フローラのバランス回復に役立ちます。
免疫を支えるビタミンD、ビタミンB12、亜鉛、Ω-3系脂肪酸は細胞免疫を強化し、炎症の重症化を抑える可能性があります。
理想的には1日5〜9回分の果物・野菜を摂りたいですが、葉物野菜で不快感が出る場合は、高品質のグリーンパウダーで代用できます。
注意点
食事内容やサプリメントの変更は、必ず医師や管理栄養士などの専門家と相談した上で行ってください。
