慢性胆嚢炎の痛みについて
胆嚢は消化液(胆汁)を小腸へ送り出す臓器です。胆汁の中にコレステロールやビリルビンが含まれ、これらが固まって胆石となります。胆石は砂粒ほど小さいものからゴルフボール大まであり、胆管を塞ぐと激しい痛みを引き起こします。症状が重い場合は胆嚢摘出術が選択されます。
症状
- 胆石が胆管に詰まり胆道閉塞を起こすと、右上腹部または上腹部中央部に急激で増強する痛みが生じます。肩甲骨間や右肩にも痛みが放散することがあります。痛みは数分から数時間続くことがあります。
- 皮膚や眼白が黄色くなる(黄疸)、高熱、激しい腹痛がある場合は速やかに医療機関を受診してください。
診断
- 医師は超音波検査やCT、MRIで胆石の有無を確認します。また、血液検査で黄疸、感染、膵炎の有無を調べます。
薬物療法
- 胆石溶解薬は胆汁中のコレステロール量を減らし、コレステロール胆石を溶かします。ウルソデオキシコール酸は直径1.5cm未満の胆石に有効で、効果が現れるまで1〜2年かかります。治療中止後に再発することがあります。
手術
- 胆嚢摘出術により痛みを根本的に除去できます。胆嚢はなくても生活できず、胆汁は肝臓から直接小腸へ流れます。腹腔鏡手術は小さな切開で行い、術後の痛みが少なく回復も早いです。
予防・その他の対策
- 食物繊維を豊富に含む野菜、果物、魚、ナッツ類を摂取し、ビタミンC・E・カルシウムを十分に取ることが胆石予防につながります。急激な体重減少は胆石リスクを高めるため避けましょう。食事やサプリメントの変更は医師に相談してください。
