酸性胃もたれ(胸焼け)とは?原因と対策
酸性胃もたれは、胸や喉に焼けるような違和感をもたらす症状で、一般的に胸焼け(heartburn)と呼ばれます。多くの人はたまに経験しますが、頻繁に起こると健康に深刻な影響を及ぼすことがあります。『Archives of Internal Medicine』によると、生活習慣、仕事の形態、食事や飲料、肥満などが主な要因とされています。
食道括約筋
- 食べ物を飲み込むと、食道を通って下部食道括約筋(LES)へ届きます。この弁が開いて食べ物を胃に入れ、閉じることで胃酸が食道へ逆流しないようにします。
- もし弁が十分に閉まらないと、胃酸が食道に逆流し、胸焼けや喉の不快感を引き起こします。
胃酸
- 胃酸は塩酸(hydrochloric acid)で、食べ物を分解する重要な役割を果たします。胃の粘膜はこの強酸から身を守る仕組みがありますが、食道の粘膜には同様の保護機構がなく、酸が逆流すると粘膜が損傷しやすくなります。
酸逆流(胃食道逆流)
- 胃酸が食道や喉にまで逆流する状態を「酸逆流」と呼びます。これが慢性的になると「胃食道逆流症(GERD)」と診断されます。
合併症の可能性
- 長期間にわたる酸逆流は食道の炎症(食道炎)を引き起こし、食道の粘膜が侵食されたり、前癌状態であるバレット食道になるリスクがあります。
受診の目安
- 胸焼けが週に2回以上、数週間以上続く場合は、早めに医師の診察を受けることが推奨されます。
