クローン病と潰瘍性大腸炎の概要と対策
クローン病と潰瘍性大腸炎は、炎症性腸疾患(IBD)に分類され、主に13歳から30歳の若年層に発症します。合併症は100以上に上り、癌リスクも高まるため、定期的な医師のフォローが重要です。
クローン病
主に小腸と大腸に発生し、自己免疫が関与すると考えられています。慢性的な炎症が消化管全体のどこにでも起こり得る病気です。
潰瘍性大腸炎
こちらも自己免疫が関与し、腸の粘膜に潰瘍ができ、出血や膿が出ることがあります。大腸と結腸に限定されるのが特徴です。
主な症状
下痢、腹部痙攣、血便、食欲不振、発熱、倦怠感など、両疾患で症状は非常に似通っています。症状は間欠的に現れます。
治療法
根本的な治癒法はなく、炎症を抑える薬で寛解を目指します。寛解期間を長く保つための維持薬も併用されます。
手術の必要性
クローン病では腸閉塞や瘻孔(ろうこう)修復のために手術が必要になることがあります。潰瘍性大腸炎では症状緩和のために腸の一部を切除する手術が行われます。クローン病患者の約2/3が生涯のうちに手術を経験します。
注意点
手術後もクローン病は再発しやすく、イレオストミー袋が必要になるケースがあります。潰瘍性大腸炎でも同様にイレオストミーが必要になることがあります。
有名人の例
元ホワイトハウス報道官トニー・スノーは潰瘍性大腸炎、俳優シャノン・ドヘティ、ミュージシャンのマイク・マックレディ、元大統領ドワイト・D・アイゼンハワーなどがクローン病と診断されています。NFLのデビッド・ギャラードも同様です。
