対麻痺と四肢麻痺の違い

対麻痺とは

対麻痺(パラプレジア)は、脊髄の下部が損傷した結果、下半身の感覚・運動機能が障害される状態です。外傷や先天的な障害により起こります。

対麻痺の分類

対麻痺は「不全対麻痺」と「完全対麻痺」に分けられます。不全対麻痺は脊髄の損傷が部分的で、座位やバランス、場合によっては歩行が可能です。また、排泄や性機能がある程度保たれることもあります。完全対麻痺は感覚・運動機能が完全に失われます。

四肢麻痺とは

四肢麻痺(テトラプレジア)は、脊髄の上部が損傷し、四肢と体幹の感覚・運動が障害される状態です。呼吸、排泄、性機能に加え、感覚の低下やしびれ、灼熱感が全身に現れることがあります。

対麻痺と四肢麻痺の比較

両者とも麻痺が生じますが、損傷部位が異なるため影響する部位が違います。対麻痺は下半身中心、四肢麻痺は全身です。どちらも車椅子などの補助具が必要となります。

対麻痺・四肢麻痺の合併症

長期間の運動制限により、褥瘡・血栓・関節拘縮が起こりやすく、消化・呼吸・排泄機能障害も見られます。また、自律神経失調症(自律神経性過反射)により血圧調整が困難になることがあります。

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