コレステロール肉芽腫とは何か
概要
コレステロール肉芽腫は、主に中耳やその周辺にできる炎症性病変です。未治療のまま進行すると、難聴、顔面痙攣、めまい、耳鳴りなどの症状を引き起こすことがあります。
診断と特徴
コレステロール肉芽腫は、コレステロールを含む炎症細胞の集合体です。コレステロールは体にとって必要なステロイド分子ですが、過剰に蓄積すると組織に障害をもたらします。肉芽腫が拡大すると耳内に病変ができ、機能障害を引き起こします。
構成要素
肉芽腫は、血管、赤血球、ヘモジデリン、線維組織を含む複数の細胞成分から構成されています。
治療法
主な治療法は外科的除去とドレナージ(瘻孔形成)です。症状や病変の大きさに応じて適切な手術が選択されます。
中耳にできる肉芽腫
中耳に発生するコレステロール肉芽腫が最も一般的です。多くは他の耳の疾患で受診した際に偶然発見されます。
岩骨上部(ペトラス・エイペックス)にできる肉芽腫
内耳を包む岩骨上部にできる肉芽腫は比較的まれですが、頭蓋底の側頭骨付近に位置します。診断が遅れがちで、長期間放置すると中耳のものよりも重篤な障害をもたらすことがあります。
