胸焼けと逆流性食道炎の薬と対策

胸焼けは一時的に誰にでも起こりうる消化器の不調です。逆流性食道炎(GERD)は、胃酸が食道へ逆流し、食道粘膜を刺激して慢性的な胸焼けや酸逆流を引き起こす疾患です。市販薬で症状を緩和できることも多いですが、症状が重い場合は処方薬が必要になることがあります。

制酸剤(Antacids)

  • 胃酸を中和し、即効性のある緩和効果が期待できますが、持続時間は短めです。
  • 代表的な製品:Maalox、Mylanta、Gelusil、Rolaids、Tums など。

酸分泌抑制薬(H2受容体拮抗薬)

  • H2受容体ブロッカーは胃酸の生成を抑え、制酸剤より効果の持続が長くなります。
  • 市販薬・処方薬ともに利用可能で、主な製品は Tagamet HB、Pepcid AC、Axid AR、Zantac 75 など。

プロトンポンプ阻害薬(PPI)

  • 胃酸の産生を根本的に抑制し、食道の損傷組織の修復を促します。
  • 市販薬:Prilosec、Prevacid。
  • 処方薬:Nexium、Protonix、Aciphex など。

胃腸運動促進薬(プロキネティック剤)

  • 胃の排出を早め、下部食道括約筋を締め付けて逆流を防止します。
  • 副作用(疲労感、うつ、焦燥感、神経系障害)が多く、使用は慎重に検討すべきです。

生活習慣の改善

  • 体重管理:腹部への圧力を減らすことで逆流リスクを低減します。
  • 服装の工夫:ウエストがきつい服は避け、腹部への圧迫を防ぎます。
  • 食事の工夫:胸焼けを誘発しやすい食材は避け、1回の食事量を減らして小分けに摂ります。
  • 就寝前の注意:食後2〜3時間は横にならず、ベッドの頭部を高くする(枕やベッド脚を上げる)と効果的です。

これらの薬剤と生活習慣の見直しを組み合わせることで、胸焼けや逆流性食道炎の症状を効果的にコントロールできます。

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