GERDの食事ガイド
GERDとは
胃食道逆流症(GERD)は、食道と胃の間にある括約筋が完全に閉じないため、胃酸が食道に逆流し、胸やけや食道炎を引き起こす慢性疾患です。放置すると食道の狭窄、瘢痕、出血、潰瘍などの合併症を招く恐れがあります。
推奨される食事プラン
食事の工夫で症状を軽減できます。以下のポイントを目安にバランスの取れた食事を心がけましょう。
- 総カロリーの8〜10%を飽和脂肪酸、30%を全脂肪から摂取
- 1日あたりのナトリウムは2,400 mg以下
- コレステロールは1日300 mg以下
- 適正体重を維持できるカロリー量に調整
具体的には、低脂肪または無脂肪の乳製品、全粒穀物、豊富な果物・野菜、魚、鶏肉、赤身肉、乾燥豆類などを中心にし、加糖食品は控えめにします。
避けるべき食品
以下の食品・飲料は胃酸の分泌を促しやすく、症状を悪化させることがあります。可能な限り控えましょう。
- 脂肪分の多い食品や揚げ物
- チョコレート、ペパーミント
- トマト製品
- カフェイン含有飲料(コーヒー、紅茶、エナジードリンク)
- アルコール類
- 炭酸飲料、玉ねぎ、にんにく、酢、柑橘類とそのジュース
- 一部の香辛料やマスタード
GERDを引き起こす要因(トリガー)
個人差が大きいため、自分にとってのトリガー食品を把握することが重要です。ビールが症状を誘発する場合は飲まない、など食事日記をつけて原因を特定しましょう。無用な制限は栄養不足や食事の楽しみを奪う可能性があります。
その他の生活習慣の変更
食後すぐに横になると胃酸が食道に逆流しやすくなります。以下の点に注意してください。
- 食後は少なくとも2〜3時間は座位や立位を保つ
- 食事量を適度に抑え、就寝前の食事は避ける
- 就寝前の過度な水分摂取も控える
これらの工夫により、胃酸の分泌を抑え、症状の緩和が期待できます。
