僧帽弁が正しく閉じないと、どの循環系が影響を受けるか?
僧帽弁の機能
僧帽弁は心臓の左心房と左心室の間に位置し、左心室が収縮するときに血液が左心房へ逆流しないように閉じます。
閉鎖不全(僧帽弁逆流)とは
僧帽弁が完全に閉じないと、心室から左心房へ血液が逆流し、これを「僧帽弁逆流」または「僧帽弁閉鎖不全」と呼びます。
影響を受ける循環系
逆流した血液は左心房の圧力を上昇させ、肺静脈を通じて肺循環に負荷をかけます。その結果、肺うっ血や肺水腫が起こりやすく、呼吸困難や息切れといった肺循環系の症状が現れます。
主な症状と合併症
- 息切れ(特に運動時や横になると悪化)
- 倦怠感
- 胸部不快感や胸痛
- 進行すると心不全や肺水腫を伴うことがあります
治療の重要性
放置すると左心房・肺循環への負荷が増大し、最終的に心不全へと進行します。症状や逆流の程度に応じて薬物療法や外科的修復(弁置換・弁形成)が検討されます。
