脈拍の仕組み:心臓の電気伝導系を解説
心臓の電気伝導系とは
心臓の拍動は、心臓内部の電気伝導系が生み出す電気信号によって制御されています。この伝導系は、心臓のリズムを作り出す「自然のペースメーカー」として機能します。
洞房結節(SA結節)
右心房に位置する洞房結節は、心臓の主なペースメーカーです。ここで発生した電気インパルスは心房全体に伝わり、心房が収縮して血液を心室へ送り出します。
房室結節(AV結節)
心房と心室の間にある房室結節は、インパルスをわずかに遅延させます。この遅延により、心房が血液で満たされた後に心室が収縮し、効率的な血液循環が可能になります。
ヒス束(His束)
房室結節から心室へ電気信号を伝えるのがヒス束です。ヒス束は繊維状のネットワークで、信号を心室全体に速やかに伝播させ、心室の収縮を引き起こします。
このように、洞房結節・房室結節・ヒス束が協調して働くことで、安定した脈拍が保たれます。
