高血圧の予後と対策
事実
高血圧(血圧が高い状態)は、症状が現れにくいため「サイレントキラー」と呼ばれます。放置すると心筋梗塞、脳卒中、動脈瘤、腎障害など重篤な合併症を引き起こす可能性があります。目・心臓・腎臓・脳へのダメージは、症状が出る前に進行することがあります。
重要性
米国メルクマニュアルによると、米国では6,500万人以上が高血圧と診断されており、75歳以上の半数以上が罹患しています。診断されているのは約70%、そのうち血圧が適切に管理されているのは60%未満です。診断されていない、または治療が不十分な場合、予後は大きく悪化します。
合併症
血圧が高く、長期間コントロールされないほど血管壁が過度に伸び、血管の脆弱化や瘢痕化、血栓形成リスクが高まります。心臓は余計に働き続け、心筋や他臓器にダメージが蓄積します。また、高血圧はメタボリックシンドローム(高トリグリセリド、肥満型ウエスト、HDL低下など)と関連し、これらの要素が増えるほど心筋梗塞や脳卒中のリスクが上昇します。
予防・対策
生活習慣の改善は高血圧予防・管理に不可欠です。果物・野菜・全粒穀物を中心とした食事を心がけ、塩分とアルコールは控えめに。定期的な運動を取り入れ、喫煙は必ずやめましょう。メイヨークリニックによれば、体重が5ポンド(約2.3kg)減少するだけでも血圧が下がります。
留意点
単一の高血圧測定値だけで診断はできませんが、継続的に血圧を測定し、医師と相談して測定頻度や治療方針を決めることが重要です。早期に診断・治療を開始すれば、予後は大幅に改善します。
