腱症(テンドノーシス)の原因は?
トラックミートの練習や近所の散歩でも、腱に過度の負荷がかかると「腱症(テンドノーシス)」を発症することがあります。腱は負荷に耐えるように再生・強化されますが、十分な栄養や回復が得られないと、正常に修復されずに慢性的な損傷となります。
主要な原因
- スポーツ、長時間のパソコン作業、楽器演奏、手作業など、関節や腱を頻繁に使用する活動は、徐々に腱に微細な損傷を蓄積させ、テンドノーシスを引き起こす可能性があります。
職業的要因
- 組立ライン作業員、郵便仕分け員、ライターやタイピスト、裁判記録係、データ入力者、レジ係、手話通訳者、ミュージシャン、プロアスリート、プログラマーなど、同じ動作を繰り返す仕事は腱症のリスクが高まります。これらの職種の方は、毎日のストレッチや関節のリラクゼーションを取り入れることが予防に重要です。
科学的要因
- 腱は筋肉と骨をつなぐ組織で、繰り返しの重い負荷や特定の動作により筋肉と骨の接合部が徐々に分離します。通常は修復されますが、栄養不足や過度の継続的な負荷により修復が不十分となり、腱が破れやすくなります。
細胞レベルの要因
- 過度のストレスがかかると、腱の細胞が互いにすり減り、コラーゲン合成が低下します。本来は線維芽細胞の増殖によりコラーゲンが再生されますが、ストレスが持続すると細胞は十分に機能せず、慢性的な損傷とテンドノーシスが進行します。
予防策としては、適切なウォーミングアップ、定期的なストレッチ、負荷の段階的増加、そして十分な栄養と休養が挙げられます。早期に症状に気付いたら、専門家の診断を受けることが大切です。
