デュアルルーメンポートの正しいケア方法
デュアルルーメンポートとは
デュアルルーメンポートは、皮膚のすぐ下に外科的に埋め込む装置で、頻繁な薬剤や液体の投与のために静脈へ迅速にアクセスできるようにします。胸部や上腕に設置されることが多く、中心部にある柔らかい隆起部(セプタム)に針を刺して使用します。シングルルーメンポートと異なり、デュアルルーメンポートはセプタムが2つあるため、2本のラインで同時に投与や採血が可能です。直接静脈に接続されているため、感染管理が重要です。
必要なもの
- 使い捨て手袋
- ガーゼ
- アルコールワイプ
ケア手順
石鹸と温水で手をしっかり洗い、使い捨て手袋を装着します。手袋は皮膚とポートの間にバリアを作り、菌の移入を防ぎます。
ポート周囲にドレッシングがある場合は慎重に取り外します。粘着テープを急に剥がすと皮膚を傷める恐れがあるため、ゆっくりと行いましょう。
皮膚の状態を確認します。赤み、腫れ、打撲、圧痛、ポートの位置ずれなどが見られたら、すぐに医療従事者に相談してください。
アルコールワイプでポート周囲の皮膚を清拭します。針が刺さっていない場合は、通常通り入浴やシャワーを行って構いません。
各セプタムをヘパリンまたは生理食塩水でフラッシュします。注射後、または最低でも4週間に1回はフラッシュが必要です。看護師が実施することも、指導を受けて自分で行うことも可能です。医師の指示に従い、必要な量の溶液を使用してください。フラッシュ時に抵抗を感じたら直ちに医療機関へ連絡しましょう。
注射やフラッシュ後はガーゼで部位を拭き、薬剤や血液が残っていないことを確認します。針やロックシステムが装着されたままの場合は、ドレッシングを再度貼付します。ロックシステムとは、使用しないときに閉じることができるカテーテルです。
手袋を外し、再度石鹸と温水で手を洗います。
