経済

全米薬物乱用研究所(NIDA)の推計によると、薬物乱用に関連する費用は年間約5兆円に上る。薬物使用者は現金や物品の窃盗、欠勤、生産性低下、医療保険の不正利用などを引き起こし、企業に大きな経済的損失をもたらす。

子どもへの影響

薬物乱用者の子どもは、感情的・身体的に深刻な影響を受ける。アルコール依存は児童虐待や放置と関連し、摂食障害や反社会的行動などの心理的問題も多い。学習障害や学年留年、転校、欠席、非行、退学リスクが高く、アルコールや薬物への依存リスクは一般の3〜4倍に達する。

刑務所収容

米司法省のデータ(2004年)では、薬物犯罪で有罪判決を受けた受刑者は州刑務所の21%、連邦刑務所の55%を占めた。州刑務所の受刑者1人当たりの日額費用は約67.55ドルで、2007年には薬物犯罪者が25万3,300人収容され、年間約60億ドル以上の費用がかかっている。

健康への影響

NIDAは、タバコ・アルコール・その他の依存性物質使用により、毎年約4,000万件の病気や怪我が発生すると報告している。がん、心臓病、HIV/AIDSなどの主要な健康問題は薬物乱用と関連し、交通事故の10〜22%がアルコール・薬物使用に起因している。2000年には、違法薬物乱用と喫煙が原因で約46万人が死亡した。

暴力

国家薬物統制政策局の報告によれば、薬物使用者は非使用者に比べ犯罪や暴力を起こす可能性が高い。薬物関連の凶殺件数は減少傾向にあるものの、全体の凶殺の主要因の一つであり続けている。