Shigella sonnei(シゲラ・ソネイ)の識別と概要

Shigella sonnei(シゲラ・ソネイ)は、腸内細菌科(Enterobacteriaceae)に属するグラム陰性菌です。大腸菌に近縁で、シゲラ症(赤痢様腸炎)を引き起こします。米国ではシゲラ症の中で最も多くのアウトブレイクを起こす株です。

形態と感染経路

シゲラ・ソネイは桿菌で、淡黄色の不規則なコロニーを形成します。胞子を作らず、運動性もなく、酸素は不要です。感染は糞口経路で広がり、特に6か月から5歳までの幼児がリスクが高く、保育園や介護施設で集団発生しやすいです。

シゲラ症の症状

感染すると、排便欲求が強くなる「便意迫害感」や、曝露数日後に発熱が見られます。腹部の痙攣、嘔吐、そして血液や粘液を含む下痢が最も一般的です。症状は通常3日から1週間続きます。

合併症

シゲラ・ソネイ感染は二次的な合併症を伴うことがあります。小児の約40%が頭痛や意識障害などの脳症状(脳性症候群)を示し、白血球数の増加や、2歳未満の重症例では高熱と全身性けいれんが報告されています。

治療法

菌株の同定後、シプロフロキサシンやアンピシリンなどの抗生物質で治療します。抗生剤は腸内の細菌を除去し、病程を短縮します。感染後は数年間同株への再感染が免疫により防がれます。手洗いの徹底が予防の鍵です。

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