鉄過剰症の検査方法と対処手順
鉄過剰症とは
鉄の過剰蓄積は、遺伝性疾患であるヘモクロマトーシスなどが主な原因です。体内に鉄が過剰になると、体重減少、倦怠感、関節痛などの症状が現れます。男性の1日の推奨鉄摂取量は15 mg、女性は18 mgです。早期に診断・治療すれば、重篤な合併症を防ぐことができます。
主な血液検査
鉄過剰症の評価には、以下の2つの血液検査が一般的に行われます。
- トランスフェリン飽和度検査(Transferrin Saturation)
- 血清フェリチン検査(Serum Ferritin)
必要なもの
- 医師・看護師・採血担当者
- 注射針
- アルコール綿
- 包帯
- ガーゼ
- 採血用チューブ
- 柔らかいボール(血管を拡張させるため)
- トランスフェリン飽和度検査キット
- 血清フェリチン検査キット
検査手順
- できるだけ朝早く予約し、空腹時の採血を目指す。混雑時は待ち時間が発生することがあります。
- 検査前に12時間の絶食を守ります。水以外の食べ物・飲み物・ガムは控えてください。
- 診療室の椅子に座り、柔らかいボールで血管を脈打たせ、採血しやすくします。
- まずトランスフェリン飽和度検査を行います。血液を採取し、総鉄結合能(TIBC)と空腹時血清鉄(Fe)から飽和度(%)を算出します。
- 同じ血液サンプルを用いて血清フェリチン検査を行います。フェリチンは体内の鉄を貯蔵するタンパク質です。
- 鉄過剰と診断された場合は、速やかに治療を開始し、合併症を防ぎます。
