閉経前期に子宮内膜が肥厚する原因とは?

閉経前期(ペリメノポーズ)は、妊娠可能期間と閉経の間の移行期で、通常2〜8年続きます。最後の月経後の1年も含まれ、40歳前後の女性に多く見られますが、30代半ばで始まることもあります。この期間に最も顕著なのは、子宮内膜(エンドメトリウム)の肥厚と月経の変化です。

ホルモンの変動

ペリメノポーズでは、エストロゲンとプロゲステロンの分泌が不安定になります。エストロゲンが増えると子宮内膜が厚くなり、受精卵が着床できる環境を整えます。排卵がまだ起こる女性では、ホルモンの上昇に伴い内膜がさらに肥厚します。ホルモン避妊薬を使用している場合も、同様の作用が強まります。

月経の不規則化

ホルモン変動により月経周期が乱れ、出血が少ない時期や全く出血しない時期が交互に現れます。出血が少ない間は子宮内膜が薄く軽い月経になりますが、長期間出血がないと内膜が蓄積し、次の月経で異常に多く、もしくは長時間出血することがあります。

子宮内膜の異常

  • 子宮筋腫:良性の腫瘍で子宮壁や子宮内膜に発生し、血流が豊富なため大量出血を引き起こします。特に粘膜下筋腫は内膜に向かって成長し、内膜を厚くします。筋腫の発生はエストロゲンの上昇と関係が深く、ペリメノポーズやホルモン療法中に増えることがあります。
  • ポリープ(過形成):子宮内膜の過剰増殖で、単独または複数でできることがあります。これも出血量増加の原因となります。

妊娠の可能性

ペリメノポーズでも排卵が起こることがあるため、妊娠の可能性は完全に失われてはいません。妊娠が成立すると子宮内膜はさらに肥厚し、出血が異常に見えることがあります。流産や子宮外妊娠の兆候として出血が認められることもあります。

以上のように、ホルモン変動、月経不規則、子宮筋腫・ポリープ、妊娠といった要因が閉経前期の子宮内膜肥厚に関与しています。異常な出血が続く場合は、専門医の診察を受けることが重要です。

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