線維筋痛症と光療法

線維筋痛症は、全身に広がる痛み、筋肉の痛み、疲労感を特徴とする疾患です。睡眠障害、脳のもやもや感、消化器症状なども伴います。根本的な治療法はなく、主に症状緩和が目的となります。自然光を利用した光療法は、うつ病や季節性情動障害の治療に用いられており、線維筋痛症の患者にも有効とされています。

光療法の仕組み

光療法は自然光を体に届けることで、治癒を助けるホルモンの分泌を促します。線維筋痛症の患者は、うつ症状、疲労感、不眠、筋肉痛の緩和が期待できます。

主な光療法の種類

明るい光療法(ブライトライトセラピー)

体内時計(概日リズム)を整えるために、強力な蛍光灯を使用した光ボックスを用います。光ボックス内には全スペクトルの電球が10個以上設置され、セッションは15分から3時間まで設定できます。座っている間は読書や仕事など好きな活動を行って構いません。

カラー光療法

色付きの光を照射し、脳内で電気信号に変換されてセロトニンやエンドルフィンの放出を促します。これにより痛みが和らぎ、気分が向上します。セッションは15分から1時間程度です。

低出力レーザー療法(コールドライトセラピー)

低出力のレーザービームを痛みのある部位に直接当てます。細胞が光子を吸収しエネルギーに変換することで、治癒が早まり痛みが軽減します。セッションは15〜20分が一般的です。

注意点・副作用

光療法は比較的安全ですが、眼や皮膚の刺激、吐き気を感じることがあります。セッション時間を短くしたり、刺激が強い場合は中止してください。緑内障、光過敏症、てんかんの方は使用を避けるべきです。

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