鉄過剰症(ヘモクロマトーシス)の治療法

鉄過剰症(ヘモクロマトーシス)とは

鉄過剰症は、遺伝的に体内に鉄が過剰に蓄積される病気です。体が余分な鉄を分解できず、心臓・肝臓・膵臓などの臓器に沈着します。主な症状は腹痛、倦怠感、血糖値上昇、関節炎などです。

治療の基本方針

鉄過剰症の治療は、体内の鉄を減らすことが中心です。以下の方法が一般的に推奨されています。

  1. 定期的な採血(瀉血):医師の指導のもと、最初は1〜2週間に1回、約500ml(1パイント)の血液を採取します。これにより体内の鉄が減少します。
  2. 維持期の採血:鉄濃度が安定したら、年6回程度の採血に切り替え、再び鉄が増えるのを防ぎます。
  3. 鉄・アルコール・ビタミンCの摂取制限:鉄サプリは避け、アルコールは肝臓への負担を増すため控えめにします。ビタミンCは鉄の吸収を助長するため、過剰摂取は避けましょう。
  4. 加工食品の注意:鉄分が強化されたシリアルや加工食品は鉄過剰を助長する可能性があるため、摂取を控えます。

これらの対策を継続的に行うことで、鉄の蓄積を抑え、臓器障害のリスクを低減できます。

医学的状態 - 関連記事