肥大前立腺における麻酔の種類と注意点

麻酔の種類

  • 局所麻酔:体のごく一部を麻痺させ、軽微な処置に使用。
  • 区域麻酔:神経や脊髄周囲に薬剤を注入し、広範囲を麻痺。前立腺の一部切開(TUIP)などに適用。
  • 全身麻酔:意識を失わせ、全身と脳を同時に抑制。前立腺全摘出や経尿道的切除術(TURP)で使用。

全身麻酔の適用例

肥大前立腺の手術で大規模手術が必要な場合、全身麻酔が選択されます。代表的な手術は経尿道的切除術(TURP)で、通常約1時間で完了します。

主な合併症は稀ですが、尿失禁や勃起障害(5%未満)、出血、感染、逆行性射精(精子が膀胱に逆流し、尿と共に排出される)などがあります。尿コントロールの回復には数日から数週間かかることがあります。

局所・区域麻酔の適用例

前立腺が比較的小さい患者に対しては、経尿道的前立腺切開術(TUIP)が行われ、入院は不要なことが多いです。

術後の副作用としては、膀胱の排尿困難、尿流の低下、勃起障害が報告されています。

麻酔の重要性と注意点

全身的に健康な方であれば、麻酔による重大な副作用はまれです。手術前夜は食事・飲料を控える(午前0時以降の摂取禁止)ことが一般的に求められ、特に尿失禁のリスクがある患者は厳守が必要です。

手術前の留意事項

手術を受ける際は、肥大前立腺の診断や服用中の薬剤(例:前立腺肥大治療薬)を必ず医師に伝えてください。前立腺肥大そのものが麻酔の使用を禁じるわけではありませんが、選択する麻酔の種類や術後の失禁リスクに影響する可能性があります。

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