インスリン抵抗性の治療法とは?

インスリン抵抗性はメタボリックシンドロームの構成要素のひとつで、糖尿病の前兆とされています。インスリンの産生は問題なくても、筋肉や他の組織がインスリンに対して抵抗性を示すため、インスリン分泌が増加し、疲労感や炭水化物への欲求、体重増加、最終的には血糖値上昇という悪循環に陥ります。

食事療法

低GI(グリセミックインデックス)食は、消化が速く血糖を急上昇させる低繊維の炭水化物を、消化が遅く血糖上昇が緩やかな高繊維食品に置き換える方法です。食後の血糖上昇が穏やかになることで、膵臓から分泌されるインスリン量も抑えられます。

体重管理

過体重の方は、体重の約7%を減らすだけでもインスリン抵抗性の改善が期待できます。理想体重に達する必要はなく、少しの減量でも血糖代謝に有益です。

運動

毎日の強度の高い運動は、体細胞が血糖を取り込む速度を上げます。筋肉内のインスリン受容体数が増えることで、インスリンの利用効率も向上します。

薬物療法

糖尿病治療薬のメトホルミン(商品名:グルコファージ)は、細胞の血糖吸収を促進し、腎臓からの糖放出を抑制します。そのため、インスリン抵抗性の改善目的で処方されることがあります。

酢の活用

2004年1月号の『Diabetes Care』に掲載されたJohnstonらの研究によると、食事の直前にリンゴ酢を摂取すると、炭水化物中心の食事後に起こりやすい血糖スパイクが抑えられることが示されました。対象者は、約4ティースプーンのリンゴ酢を40 gの水と1ティースプーンのサッカリンで希釈して飲んでいました。

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