扁平足(フラットフット)の概要と対処法

原因

扁平足は遺伝的要因や、幼少期に土踏まずが十分に発達しなかったことが主な原因です。また、関節リウマチや糖尿病といった疾患、足底腱(足根骨靭帯)の損傷によって土踏まずが崩れることもあります。

症状

主な症状は以下の通りです。

  • 足の土踏まずに鈍い痛みや違和感が生じる
  • 足首内側の腫れや痛み、ふくらはぎの痛み
  • 立っていると足底が完全に床に接触する
  • 靴が内側に崩れやすくなる

リスク要因

次のような状態があると、扁平足による痛みが出やすくなります。

  • 肥満
  • 妊娠中や産後
  • 加齢による筋力低下
  • 糖尿病や関節リウマチなどの基礎疾患
  • 足への重度の外傷

診断

医師は立位での足の土踏まずの形状を観察し、扁平足かどうかを判断します。必要に応じてX線、CT、MRIで足底腱や骨の状態を確認します。

治療法

症状が軽度の場合は、以下の対策で改善が期待できます。

  • 鎮痛・抗炎症薬(例:アセトアミノフェン、イブプロフェン)を服用
  • インソールや土踏まずサポート用のシューズインサートの使用
  • 体重管理による足への負荷軽減
  • 痛みが和らぐまで激しい運動を控える

保存的治療で効果が不十分な場合は、オーソティック(カスタムインソール)を装着します。オーソティックは、柔らかいタイプ、硬いタイプ、半硬タイプの3種類があり、必要なサポート度合いに合わせて選択します。重度で腱の修復が必要な場合は手術が検討されます。

注意点・合併症

扁平足は、足底筋膜炎、外反母趾、ハンマー趾、アキレス腱炎、すねの痛み(シンスプリント)など他の足の疾患を引き起こしやすくなります。また、全身の姿勢バランスが崩れ、膝や股関節、腰にも痛みが波及することがあります。

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