マグネシウム不足がもたらす主な症状
マグネシウムは体内で多くの重要な役割を担っています。DNAやRNAの合成に不可欠であり、ATPの生成・利用に関わる数百種の酵素の働きを支えます。そのため、マグネシウムが不足すると、さまざまな症状が現れ、他の疾患を悪化させる可能性があります。
疲労感
マグネシウムは細胞のエネルギー源であるATPの産生に関与しています。欠乏すると、エネルギー代謝が低下し、異常な疲労感や倦怠感、力が出ない感覚が現れます。また、副腎の機能が低下し、体全体のエネルギー調整がうまくいかなくなるため、さらに疲れやすくなります。
神経系の問題
中枢・末梢神経の正常な伝達が阻害され、以下のような症状が出やすくなります。
- イライラや不安感、パニック発作の増加
- 集中力の低下、気分の変動、行動の変化
- 手足のしびれや感覚異常
- 不眠やうつ症状
心臓の問題
心筋の収縮と弛緩がうまく行かなくなり、次のような症状が現れます。
- 心拍の乱れや「ドキドキ」感(心悸亢進)
- 胸部の痛み
- 運動時の持久力低下
痛み
マグネシウム不足は頭痛(偏頭痛を含む)や全身の筋肉痛を引き起こすことがあります。特に脚の痙攣やこむら返り、首や顎、胸壁のこりや痛みが報告されています。
他の疾患への影響
以下の既存疾患は、マグネシウム欠乏により症状が悪化しやすくなります。
- 喘息
- てんかん・その他の発作性疾患
- 腎結石
- 注意欠陥・多動性障害(ADHD)
- 関節リウマチ
マグネシウムの摂取は食事やサプリメントで補うことができます。上記の症状が続く場合は、医師に相談し血中マグネシウム濃度のチェックを受けることをおすすめします。
