痔核(痔)の症状と治療法
内部痔核の症状
内部痔核は直腸内部にでき、表面が刺激され出血すると症状が現れます。出血は最も一般的な症状で、排便時の血液が見られることがあります。強い排便の際、内部痔核が肛門から突出し、痛みや不快感を伴うことがあります(脱出痔)。
外部痔核の症状
外部痔核は肛門周囲の皮下にでき、刺激されると痒みや出血を起こします。血液が凝固すると血栓ができ、激しい痛みと腫れを伴うことがあります。また、肛門付近に柔らかいしこりができたり、排便時に漏れが生じることもあります。
治療法
症状が軽度の場合は、市販のクリーム、坐薬、パッド(ウィッチヘーゼルやヒドロコルチゾン配合)で痛みや痒みを緩和できます。温かい坐浴や氷嚢での冷却も有効です。
これらで改善しない場合は、低侵襲治療が選択肢となります。具体的には、ゴムバンド結紮、硬化剤注入、凝固療法(赤外線・レーザー)などがあり、数日で痔核が萎縮・脱落します。
外科的治療
低侵襲治療が効果がない、または痔核が大きい場合は手術が検討されます。代表的な手術は痔核切除術(ヘモロイド切除)で、出血組織を除去しますが合併症リスクが高いです。ステープラーを用いた痔核閉鎖術は出血を止め、回復が比較的早いものの、再発率が高くなります。
注意点
排便時の出血は痔核が原因であることが多いですが、結腸がんや肛門がんなどの重大な疾患のサインでもあります。便通の変化や黒色・タール状の便、血栓や血液混じりの便が続く場合は、速やかに医師の診察を受けてください。
