高齢者における直腸出血と膣出血の原因と対策
直腸出血や膣出血は年齢に関係なく問題ですが、高齢者ではがんのリスクが高くなるため、早期の診察が重要です。
直腸出血
直腸出血は肛門からの血液ですが、腸のどこからでも出血が起こる可能性があります。主な原因は次の通りです。
- 痔核(内痔核・外痔核)…腫れた血管が出血します。
- 炎症性腸疾患(IBD)…下痢に粘液が混じり、血が出ることがあります。
- 大腸ポリープ…良性の増殖物が出血の原因になることがあります。
- 胃潰瘍…暗いタール状の便(メレナ)になることが多く、鮮血ではありません。
- 腫瘍(がん)…まれに直腸出血の原因となります。
直腸出血の治療法
- 痔核…軟便剤、外用薬、注射などで症状を緩和できます。
- 炎症性腸疾患…食事療法やストレス管理が基本です。必要に応じて薬物治療を行います。
- ポリープ…内視鏡的切除が一般的です。
- 潰瘍…制酸剤や食事の改善で治療します。
膣出血
高齢女性の膣出血は以下のような原因が考えられます。
- エストロゲン補充療法(HRT)…子宮が厚くなり出血することがあります。
- エストロゲン低下による膣壁の萎縮…性交後に出血しやすくなります。
- 膣・子宮の感染症…炎症が出血を引き起こすことがあります。
- 子宮や膣のがん…悪性腫瘍が出血の原因となります。
膣出血の治療法
- エストロゲン補充療法中の場合は、投薬を調整して出血を抑えます。
- 膣壁萎縮には、局所エストロゲンや潤滑剤を使用し、性交前に塗布します。
- 組織生検や超音波検査で腫瘍やがんの有無を確認し、必要に応じて外科的治療を行います。
注意点
大量の出血やめまいを感じたら、すぐに医師に連絡してください。鮮やかな赤色の血液や血の塊、大量の黒色タール便は、低血圧や貧血を引き起こす恐れがあります。
