腹直筋離開(ディアスタシス・レクティ)の治療法
腹直筋離開(ディアスタシス・レクティ)は、俗に「ママ腹」と呼ばれる状態で、妊娠や体重増加などにより腹筋が左右に離れ、腹壁に隙間ができる症状です。適切な対策を行えば改善が期待できます。
休息
- 腹壁に過度な負荷をかけないようにしましょう。重いものを持ち上げる作業やフルシットアップなど、腹筋を大きく伸ばす運動は避けるべきです。特に離開が顕著な場合は、これらの活動を控えてください。
エクササイズ
- 腹筋をやさしく引き寄せるエクササイズが有効です。まず、背中の下にタオルを敷き、仰向けに寝ます。頭と首を床から少し持ち上げ、腹筋に軽く力を入れます。その状態でタオルの両端を腹部の上で引き寄せ、筋肉を自然な位置に戻すイメージで行います。腹筋が弱く、脂肪が少ない場合に特に効果的で、理学療法士からも推奨されています。
手術
- 外科的に腹壁の組織を縫合して元に戻す方法です。小さな切開を行い、離れた組織を引き寄せて縫合します。感染などのリスクはありますが、筋膜のたるみを根本的に改善でき、見た目が引き締まります。医師は、筋膜のたるみを手術以外で解消する方法が限られているため、手術を選択肢に入れることが多いです。
考慮すべき点
- エクササイズの効果については賛否があります。理学療法士は運動療法を勧める傾向が強く、外科医は手術を提案しやすいです。両者の情報を比較し、自分に適した治療法を選ぶことが重要です。また、保険適用外とされるケースが多く、手術費用は自己負担になる可能性があります。
