股関節内転筋の肉離れの対処法

股関節の内側を走る筋肉(内転筋)が過伸展や急激な止まり・開始、横方向の動きなどで部分的に裂けた状態を「筋肉の肉離れ」と呼びます。適切な処置を行えば、腫れを抑え、痛みを軽減し、短期間で元の可動域を取り戻すことができます。

まず最初にすべきこと

  • 運動中に筋肉を引っ張ったら、すぐに活動を中止します。その後、できるだけ早く「RICE」処置を始めましょう。RICEは「Rest(安静)」「Ice(冷却)」「Compression(圧迫)」「Elevation(挙上)」の頭文字です。まず患部を休ませ、20分程度の氷冷と温熱を交互に行います。氷は腫れを抑え、温熱は血流を促進して老廃物の除去を助けます。圧迫は包帯やエラスティックバンドで行い、安静時は足を高く上げて腫れが下がるようにします。

痛みの軽減

  • 医師や理学療法士は、炎症と痛みを抑えるために非ステロイド性抗炎症薬(例:イブプロフェン)や鎮痛剤(例:アスピリン、アセトアミノフェン)の使用を勧めます。さらに、患部を氷で冷やすことで炎症が抑えられ、感覚が鈍くなるため痛みが和らぎます。

完全な可動域を取り戻すには

  • 軽度の筋肉裂傷は比較的早く回復しますが、瘢痕組織が蓄積すると将来の柔軟性が低下します。そのため、損傷後24〜48時間以内に軽い運動とストレッチを開始することが重要です。まずは歩行や自転車、軽いカリステニクスなどで血流を促進し、次にゆっくりと筋肉を伸ばします。全可動域を意識し、自己マッサージツールで筋肉をほぐすと瘢痕組織の形成を防げます。ジムのヒップ内転筋・外転筋マシンを軽い負荷で使用し、痛みが出たらすぐに中止してください。

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