外斜筋の機能と解剖学的特徴

外斜筋の主な作用

外斜筋は体幹を側方に屈曲させ、同側へ回旋させます。また、両側が同時に収縮すると脊椎を前屈させ、腹直筋や内斜筋と連動してクランチ動作を行います。

神経支配

外斜筋は第7胸椎から第12胸椎(T7〜T12)の下位6本の肋間神経によって支配されます。

血液供給

外斜筋への血液は以下の血管から供給されます。

  • 胸腋動脈(Thoracoacromial artery)
  • 外胸動脈(Lateral thoracic artery)
  • 浅腹壁動脈・深腹壁動脈(Superficial & deep epigastric arteries)
  • 腰動脈(Lumbar arteries)

臨床的関連性

外斜筋は他の肩甲帯・上肢の筋肉と連動し、姿勢保持や上肢動作に影響を与えます。代表的な関係筋は次のとおりです。

  • 僧帽筋:肩甲骨の挙上・下制・回旋に関与し、外斜筋の側屈と組み合わせて体幹の安定を助けます。
  • 肩甲挙筋:肩甲骨の上方回旋を助け、外斜筋の側屈動作と協調します。
  • 前鋸筋:肩甲骨の前方突出と上方回旋に関わり、外斜筋の回旋と連動して上半身の回転運動をサポートします。
  • 広背筋:肩関節の伸展・内転・内旋に関与し、外斜筋の体幹屈曲と合わせて上肢の動きを調整します。

これらの筋肉が協調して働くことで、日常的な体幹の動きやスポーツ時の回旋動作が円滑に行われます。

筋肉の損傷(肉離れ) - 関連記事