刺激に対して最も速く収縮する筋肉繊維はどのタイプですか?
速筋繊維(タイプII)とは
速筋繊維は刺激に対して最も速く反応し、パワーとスピードが求められる高強度の活動で重要な役割を果たします。ミオシン重鎖(MHC)異性体が豊富で、クロスブリッジサイクルが迅速に進むため、短時間で大きな力を発揮します。
速筋繊維が速く反応する理由
- ミオシン重鎖異性体:MHC IIx・IIa など ATP アーゼ活性が高い異性体が多く、ATP を速く分解して迅速な収縮を可能にします。
- 筋小胞体(SR):SR が発達しており、刺激に応じてカルシウムイオンが速やかに放出され、即座に収縮が始まります。
- 興奮‑収縮結合:T チューブと SR の結合が効率的で、電位変化がすぐにカルシウム放出へと伝わり、収縮が迅速に起こります。
- 疲労耐性が低い:主に嫌気的代謝に依存し、エネルギー供給が早く枯渇するため、長時間の持続は苦手ですが、瞬発的な出力には最適です。
実生活での重要性
速筋繊維はスプリント、ジャンプ、ウエイトリフティングなど、短時間で大きな力が必要な動作に不可欠です。
