めまいに効くビタミンB12療法の全貌

めまいは成人の受診理由の中で最も多い症状の一つです。多くの場合、生命に関わる疾患ではなく、原因に応じた治療が求められます。その中で注目されるのがビタミンB12(シアノコバラミン)療法です。B12 が不足すると神経や血液に影響を及ぼし、めまいをはじめとしたさまざまな症状が現れます。

原因

  • 目・耳・神経・関節・筋肉の異常、血圧の変動、ストレスや不安障害などがめまいを引き起こす。
  • ビタミンB12 の欠乏も重要な原因の一つである。
  • 特に 80 歳以上の高齢者に多く、吸収不良、偏った食生活(ベジタリアン・ヴィーガン)、胃腸疾患、アルコール依存、薬剤使用、貧血などがリスクとなる。

診断

  • 血液検査(全血球計算)で血清 B12 濃度を測定。正常範囲は 200〜900 pg/ml(米国国立衛生研究所基準)。
  • 手足のしびれ・筋力低下、平衡感覚の乱れ、めまいがある場合に検査が推奨される。

治療法

  • 経口投与:1〜2 mg の錠剤を 1 日 1 回服用。
  • 筋肉内注射:初回 1000 µg、以降は 100 µg を月に 1 回投与。
  • 鼻腔スプレーや点鼻剤も選択肢として利用できる。

留意点

  • 肝臓は B12 を約 2 年分貯蔵できるため、欠乏が顕在化するまで時間がかかることがある。
  • 通常の食生活を送る人は体内に 3〜5 年分の B12 が蓄えられているとされるが、ヴィーガンや吸収障害のある人は注意が必要。

症状

  • めまいに加えて、皮膚の蒼白、聴覚障害、疲労感、息切れ、体重減少、うつ・不安、幻覚、視神経障害などが現れることがある。

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