痙性片麻痺(片側性痙性脳性麻痺)とは?
痙性片麻痺(片側性痙性脳性麻痺)
痙性脳性麻痺は、筋肉が硬直(痙縮)するタイプの脳性麻痺です。その中でも片側性(ヘミプレジック)とは、体の片側、特に上肢・手に筋緊張が強く現れる状態を指します。
診断
痙性片麻痺は、乳児期に兆候が現れます。生後5か月頃までに、発達遅延や手の不自然な動きが見られることが多いです。
主な症状
- 言語や歩行の発達遅延
- 筋肉の硬直と筋力低下(特に上肢)
- 脳損傷の部位によってはけいれんが起こることもある
- 知的障害は約25%に限られる
治療法
根本的な治療法はありませんが、機能改善を目的としたリハビリテーションが中心です。
- 理学療法・作業療法による筋緊張の緩和と運動機能向上
- 必要に応じて手術(四肢変形矯正)や筋弛緩薬の投与
- 装具(ブレース)による姿勢・安定性の補助
留意点
脳性麻痺は進行性ではありませんが、二次的合併症に注意が必要です。代表的なものは背部側弯症やつま先歩行です。つま先歩行は幼児期に多く見られ、通常は6歳までに自然に改善します。
