杖の種類

歩行杖は歩行やバランスに困難を抱える人々を支援するために設計されています。高齢者だけでなく、怪我から回復中の若年者や関節炎などの変形性骨疾患を持つ方にも利用されています。用途に合わせて選べるさまざまなタイプがあります。

C字杖

キャンディーケーンや曲がり手柄杖とも呼ばれるC字杖は、最も認知度が高く一般的に使用されているタイプです。木製が主流で、全長は約75〜105センチです。先端はゴム製で滑り止めになっています。軽度のバランス不良や歩行困難に対し、体重の一部を支えて脚や体の弱い側への負担を軽減します。

折りたたみ杖

折りたたみ杖は4〜5本のセクションが連結して一本の直線形支柱となりますが、使用しないときはコンパクトに収納できます。セクション構造のため、標準の杖に比べて強度が低く、過度の荷重で曲がったり折れたりしやすい点に注意が必要です。最大耐荷重は約101kg(16ストーン)程度とされています。また、使用時に各部が衝突して「カチッ」という音がすることがあります。

クアッド杖

クアッド杖はC字杖と同様のハンドルを持ちますが、底部は四角形または正方形のベースで、四つの支点がそれぞれ角に配置されています。広い接地面により安定性が格段に向上し、C字杖では十分な支えが得られない重度の障害者に適しています。素材は木、金属、ファイバーグラスなどがあります。

ヘミカン(ヘミウォーカー)

ヘミカンはサイドステッパー杖、ヘミウォーカーとも呼ばれ、底部が最も広い構造です。そのため体重をしっかり支え、滑りや転倒のリスクが低くなります。アルミ製が一般的で、段差や階段でも使用可能です。一部製品は座位から立ち上がるための補助グリップが付いています。歩行器と同様の機能を持ち、歩行器から移行したいがまだC字杖には不安がある方に適しています。

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